ガンマージーティーピー(γ-GTP)を下げるには?
お酒を飲まない日をもうけよう!
お酒をひかえることで数値は下がり、
10日ほどお酒を飲むのをやめると、
γ-GTP値は半分になります。
γ-GTP値は肝臓の悪性腫瘍でも上昇することがあります。
アルコール性肝障害で特異的に値は上昇し、
アルコール性肝炎では基準値の10倍以上になることもあります。
γ-GTP値が上昇していても、
ALT(GPT)・AST(GOT)値が正常ならば、
たとえていえば、
肝臓にアルコールが攻めてきて、
外で小競り合いをしている程度といえます。
逆に、ALT・AST値まで上がってしまっている状態だと、
城(肝臓)の城門を
軍(アルコール)がやぶり城内で暴れまわり、
ケガ人・死者等が出ている状態です。
その状態を続けていると肝炎→
肝硬変へと進んでしまう場合もあります。
アルコールを長く楽しむためには、
せいぜい小競り合い程度の量にしておきましょう。
飲みすぎはよくありません。
お酒の適量とは?
アルコールの代謝能力には個人差があり、
「自分にとっての適量」には個人差がありますが、
大体、1日平均純アルコールで20g以内としています。
(アルコール20gの目安)
- ビール・中びん(500ml)、
- 日本酒・1合弱(160ml)、
- ワイン2杯(200ml)、
- 焼酎(25度)半合強(100ml)、
- ウィスキー・ダブル1杯(60ml)
度を越さないで、適度に飲むことは、
肝臓をいたわることになります。